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10月12日(土) [Madrid]

時差ボケなんてなんのその。しっかり目が覚めたのは7時前。
今日はプラド美術館に行く予定。

プラドは9:00からだから8時過ぎくらいにホテルを出て、途中でBarによって軽い朝御飯を食べながら行けば調度いいよねなんて思っていたんだけど、私たちはすっきり目が覚めたのに、スペインはなかなか起きてくれなくて。
7時になってもまだまだ明るくならないの!
起きていいものかどうか、シャワーを浴びていいものかどうか悩みました。
何度カーテンを開けてパティオ越しに空を見てみても明るくなる気配もなし。
だんだん夜明けっぽくなってきたのでようやく支度をして
ホテルを出たのが8時過ぎ。
すっかり明るくなったのは9時ぐらいだったかなぁ。
さすがに朝も夜も遅い国。
うーん、とっても私向き。(笑)
(って、初めて来たわけじゃないのにすっかり忘れてる私・・・。)
とりあえずプラドに向かって歩きながら手頃なBarを探すけど、なんだかみんな閉まってる。早すぎたの!?私たち!

Madridのシンボル、熊とやまももの像はホテルの目の前のプエルタ・デ・ソルに。

スペインに到着して初めて入ったBar(?)はなんとスタバでした。(笑)
さすがに外資は早くから働いている。

腹ごしらえもすんで、いざプラド美術館へ!
人の列に並び、私たちはPuerta de Verasquez(ベラスケス門)から中へ。
あれ?前に来た時には北側のゴヤ門と南のムリリョ門しか開いてなかったような気が・・・。
正面のベラスケス門から入れちゃった。らっきー♪
なんと今日は無料デーらしい。土曜日なのにどうして?
これがなんと「ただより高いものはない」なんて言いますが、まーさーにー、その通りだったのだ!
今日はどうやら祝日らしい。
だから入場料がかからないらしい。
そして祝日は14:00で閉館らしい。(涙)

すっごい余裕かまして見ていたのに・・・。
「ルーブルの時はあんなに時間がなかったのにね〜。嘘みたいだね〜。」
なーんてね。全然変わらない状況になるとは知らずに。

そして肝心のプラドはどうだったかというと、
やっぱりいいね〜。(はぁと)
私はやっぱりベラスケスが好き。
才能ももちろんだけど、やっぱり画家の人柄が絵に出ると思うのは私だけ?
絵を見て「好きだなぁ」とか「いいなぁ、この絵」って思うと、
その画家本人にも興味わきますよね?この人ってどんな人だったんだろう?って。ということで、帰ったら伝記を読んでみようと決めました。

とっても有名なベラスケスの絵「ラス・メニーナス」。やっぱり本物はすごくいい!



なぜか一番気に入ったのが男の人が二人座っている・・・
あー、しまった題名を覚えてくるのを忘れちゃった。
私たちは「もう疲れちゃったよ」と命名してました。(おい。)
その絵がとにかく気に入って、何度も見に行ってしまいました。

この絵なんですけどね。


かずくんは一番のお目当てはルーベンスだったんだけど、
(ルーベンスを知るにはプラドを訪れなくてはならないって言われるくらいコレクションが充実しているの〜)
ムリリョもいいね、って言ってた。
私もルーベンスもムリリョも好きだなぁ。
ルーベンスで一番好きだな、って思ったのは「El Jorge」っていう絵。
「のびのびルーベンス」って呼んでた。
なんかとってものびのび描いたような絵だったから。

これはムリリョ。



そして、ゴヤ!ゴヤですよ!
先に2階を見たので「黒い絵シリーズ」から見ちゃったのね。
で、すっごく気分が悪くなっちゃって。
後で3階を見たら明るいじゃないのー!!って感じでした。
こういう明るい色調でマハとか描いてた人がどうしてあんな真っ黒な絵を描くようになっちゃったのか、すごく興味がわいた。
って、なんで学生時代勉強してないのって感じですが。

これはゴヤの「裸のマハ」。

そして悲劇は突然訪れたのでした。
3階のゴヤのある部屋は見たんだけれど、もうひとつのパートを見ようと館内の学芸員?のおばさまに聞いてみると「14:00で閉まっちゃうからもう時間がないわ」とのこと。
あぁ、3階だけ14:00に終了しちゃうわけね、とあきらめて違うところを見に行こうとしたら、なななんと!全館終了だったのです。(涙)
後からわかったことなんだけど、今日は祝日。イスパニアデー。
そのせいで入場料が無料だったようなのですね。
そんなことも知らずに「わーい、ラッキー〜♪」なんて喜んでいた私たちは、本当に、全く、なにもわかっていなかったのです。

プラドの前でも軍隊のパレードが。

プラド美術館を追い出されてしまった私たち。(涙)
仕方がないので町の中をぶらぶら。

あ、そういえばチュロス・コン・チョコラテ!!マヨール広場の近くに美味しいお店があるとのことで行ってみました。チョコラテリア・サン・ヒネス(Chocolateria San Gines)というお店です。

食べてみました。
チョコラテねっとり、チュロスかりり。美味しかった〜♪
18:00の開店と同時くらいに行ったにもかかわらず
人がいっぱいだった!!
土曜日だったし祝日だったこともあるとは思いますが、
出遅れると並ばないといけないかもね。

チュロスをチョコラテにつけて食べるの♪

そしてこの日の夕食を食べたレストランがとっても美味しかったのです。
当初行こうと思っていたレストランがいっぱいで。
Madridの名物料理のひとつ、仔豚の丸焼き(Cochinillo Asado)を食べようと思っていたのに〜!と悔しがったんだけど、逆によかったかも!っていうくらい美味しかったのね〜ん。
マヨール広場から歩いてすぐの「El Schotis(エル・ショティス)」というお店。
ニンニクのスープ(これも名物料理のひとつ。バルセロナでもメニューにあったので、国内ならどこでも食べられるんでしょうか?)やお野菜の煮物が美味しかった〜。

そうそう、それから。
やっぱりMadridは危ないのね?と実感し、気を引き締めることがありました。
昼間グラン・ビアのあたりでちょっと道を確認しようと地図を出したのですが。
地元の人らしい若い男性に「気をつけなさい!」と注意されました。
なるべく町中では地図出さないようにはしてたんだけどね〜。
こんな危ないと言われているところで出しちゃった私たちもかなりおバカな子でしたが、
うーん、地元の人に注意されるくらい危ないのか?Madrid!
ということで、これから行かれる方は気をつけましょう。

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